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【大阪杯】ラッキーライラック、ライバル迎え撃つ!メンバー唯一のG1・2勝馬

デイリースポーツ
  • 2020年04月01日(水) 07時00分
 「大阪杯・G1」(5日、阪神)

 春の中距離戦トップを争う一番に、牝馬ラッキーライラッククロノジェネシスが出陣。いずれも牡馬を蹴散らせる実力馬だが、それぞれを管理する松永幹夫調教師(52)=栗東、斉藤崇史調教師(37)=栗東=の師弟対決にも注目だ。レッドディザイアで09年秋華賞を獲り、ともに歓喜に浸った両者が仁川で相まみえる。

 メンバー中、ただ一頭のG1・2勝馬。牝馬ラッキーライラックがライバル11頭を堂々と迎え撃つ。

 19年はエリザベス女王杯をV。18年チューリップ賞以来となる、1年8カ月ぶりの勝利で復活を遂げた。香港ヴァーズ2着後は休養を挟み、20年は19年と同じ中山記念で始動。早くから鞍上の手が動き、手応えこそ悪かったが、しぶとく伸びて2着にまとめた。松永幹師は「体が増えていた(11キロ増)のは香港で減った分が戻ったもの。ただ、休み明けでそれほど仕上げていなかった。あの手応えで2着に来るんだし、やはり力がある」と評価する。

 この中間は栗東CWで長めから時計を出すなど、熱の入った追い切りで上昇をアピール。「しっかりとやった方が体調がいい。1回使って良くなった。だいぶ馬はできてきている」と胸を張る。「小脚も使えるし、阪神の二千も悪くない。ミルコも2度目。うまく乗ってくれたら」と期待を寄せた。

 師弟対決にも注目が集まる。1歳下の牝馬クロノジェネシスを管理する斉藤崇師は、かつて松永幹厩舎の一員。とりわけ09年秋華賞レッドディザイアを手掛けていたとあって、助手時代から腕利きとしてその名は知れ渡っていた。「人柄もいいし、乗り手としてもセンスがあった。レッドディザイアも彼が調教したから勝てたと思う。斉藤君だから応援したいと思える。今回はライバルの一頭ですね」。相手がまな弟子でも勝負は別。ライラックをG1・3勝目へ導くべく、こん身の仕上げを施す。

提供:デイリースポーツ

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