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【豪州競馬】伏兵ネトワイエが大外一気でドンカスターマイルを制す

  • 2020年04月04日(土) 17時00分
 コロナウイルスの影響で無観客競馬が続くオーストラリアのランドウィック競馬場では、日本からモズアスコットマイスタイルも参戦予定だったG1・ドンカスターマイルを含むG1四レースが行われた。

 20頭立てで行われるシドニーを代表するハンデG1・ドンカスターマイル(芝・1600m)では、20頭中17番人気の伏兵ネトワイエが最後方から見事な大外一気を決めて見事1着。

 2015年のセリで、わずか20000豪ドルで落札された同馬は6歳にして遂にG1初制覇、鞍上のJ・イネスジュニアも嬉しいG1初制覇となった。

 2着にも人気薄のスターオブザシーズが入り、ハンデ戦らしく荒れた決着となった。

 1番人気に支持されていたNZの名牝メロディベルは、終始外を回される苦しい展開から直線は先頭をうかがうも伸びきれず4着。

 G1・オーストラリアン・ダービー(芝・2400m)では昨年のコックスプレートリスグラシューの2着と健闘し、前走のG1・ローズヒルギニーズで復活の勝利を果たしたキャステルヴェキオが1番人気に支持されていたが、初めての2400mと不良馬場に泣き9着に沈んだ。優勝したのはNZからの遠征馬クイックシンカー、鞍上はO・ボッソン。

 短距離G1・TJスミスS(芝・1200m)では、一番人気に支持されていたネイチャーストリップが得意の重馬場で持ち前の圧倒的なスピードを遺憾なく発揮して2馬身差の圧勝、G1四勝目を飾った。

 2歳G1・イングリスサイヤーズ(芝・1400m)では、道中は最後方にいた7番人気のキングズレガシーが直線馬群を縫うようにして伸び、先頭のプラーグを捉え見事に優勝。鞍上はウィンクスの鞍上でお馴染みのH・ボウマン騎手。

(取材:川上鉱介)

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