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【阪神牝馬S】ヴィクトリアMに向けた重要な一戦、好走の条件とは/JRAレース展望

  • 2020年04月08日(水) 06時00分
 以前は1400mで行われていたが、16年から1600mに変更されて、ヴィクトリアマイルと同じ距離になった。阪神芝1600mは、牝馬クラシックに向けて重要レースがたびたび行われる条件だ。桜花賞に対するチューリップ賞がそうであるように、豪華メンバーで行われる「プレ・ヴィクトリアマイル」として定着しつつある。

1.前哨戦ならではのスローペース

 距離延長初年度の16年はレース上がりが3F34.2秒。また、一昨年は3F33.8秒、昨年は3F33秒6という速い上がりの決着になった(17年は重馬場)。翌日の桜花賞は短距離タイプも多く出走して厳しい流れになりやすいが、このレースは基本的にスローの上がり勝負になる。

2.先行力必須

 重馬場になった17年こそ差しが決まったが、それ以外の3年で、勝ち馬の4角位置はそれぞれ[1・1・2]。3着以内で見ても、4角6番手以降から差してきたのは16年2着のミッキークイーンと一昨年3着のリスグラシューだけ。ペースが緩みやすいこともあって、前々で立ち回る馬が優勢。

3.前走好走馬かGI実績馬

 16年以降、前走4着以下から巻き返して3着以内に好走したのはミッキークイーンミッキーチャームだけで、いずれもGIで連対経験のある実績馬だった。そもそも実績が上位、という馬以外がここで巻き返してくることはあまりない。


 プールヴィルはこれまでの良績が全て1400mだが、一昨年の阪神JFで5着、昨年の桜花賞で6着などマイルでも大崩れはしておらず、展開が向けばこなせないわけではないだろう。例年の傾向からして、そして登録段階のメンバー構成からしても、今年もある程度緩んだ流れになりそう。マイペースでの粘り込みを期待したい。

※今週末のJRA開催につきましては、JRAのホームページをご確認ください。政府が発令した緊急事態宣言を受け、JRAは8日(水)に対策会議を開き、同日に今後の開催に関する発表がされる予定となっております。

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