「
桜花賞・G1」(12日、阪神)
新興勢力に注目だ。
ミヤマザクラは
デイリー杯クイーンCで重賞初制覇を果たし、桜の舞台へと挑む。
トライアル組とは別路線を歩み、未知の魅力たっぷりの
ディープインパクト産駒。
ニューヒロインの誕生となるか。
ミヤマザクラに対する陣営の評価は高い。15、16年のヴィクトリアMを制するなど、G1・3勝を挙げた
ストレイトガールも担当した田中博助手は「毎年、函館で何頭も良血をやらせてもらってきて、その中でも一番。そこそこ行く馬だと思ってはいた」と昨夏のデビュー前から期待をかけていた。続けて「3歳春のこの時点で、全盛期の
ストレイトガールくらいのメニューを平気でこなしている。ひょっとしたら、もうひとつ上の馬かもしらん」と豪語した。
2歳秋の京都2歳Sは2着に敗れたが、勝っていれば、
ホープフルSからダービーに行くプランもあったという。「それくらいのスケールは感じていたからね。早め先頭が続いて、まだ本気で走ったことがない。
桜花賞ならゴール前までラ
イバルがいるだろう。前を追う意志はすごく強い馬。初めてこの馬の本当の能力が見られるよ」と大舞台を楽しみにした。
馬名の由来である深山桜はその名の通り、深き山に自生する。遅咲きの品種で、花の最盛期は5月。それでも、前走の
デイリー杯クイーンCを制した勢いは侮れない。ひと足早く仁川で大輪の桜を咲かせるか。
提供:デイリースポーツ