19日に中山競馬場で行われる
皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、東京競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
ネオユニヴァース、
スペシャルウィーク、
ルーラーシップとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-3-20」。同産駒としては珍しく伏兵の台頭が目立つ傾向にあり、17年
アルアイン(9人気)、16年
ディーマジェスティ(8人気)、と勝利した2頭はいずれも単勝二桁オッズの人気薄だった。今年は
コントレイル、
サトノフウジン、
サトノフラッグ、
ラインベック、
レクセランスの5頭が特別登録。上位人気と目される馬もいるだけに、どういった結果を迎えるのか興味は尽きない。
ハーツクライ産駒は「0-0-0-9」。これまで3着以内に好走した例はないが、9頭のうち7頭が6人気以下、4頭が10人気以下であれば情状酌量の余地もあるだろうか。なお、17年
スワーヴリチャード(2人気6着)、14年
ワンアンドオンリー(4人気4着)、上位人気に推されていた2頭は、次走
日本ダービーで巻き返している。今年は
サリオス、
マイラプソディの2頭が出走予定。無敗のGI馬として注目が集まる前者には、同産駒としての真価も改めて問われるだろう。
ドリームジャーニー産駒は「0-0-0-1」。16年
ミライヘノツバサ(11人気12着)が唯一の出走例。なお、
ドリームジャーニーの全弟
オルフェーヴルは、種牡馬として18年の勝ち馬
エポカドーロを出している。同産駒として出走する
ヴェルトライゼンデは、半兄
ワールドエースが12年
皐月賞で2着の実績を持つ。