4月19日に行われる
アンタレスS(4歳上・GIII)の舞台となる阪神ダート1800m。このコースについて解説していく。
スタンド前直線のスタート。初角となる1コーナーまでは300mほど。スタートしてゴール前の坂を上り、そこからは600mほど平坦コースを走る。さらに残り1000m地点からじわっと下り坂が続き直線へ。残り200m地点から再び上りに転じてゴールを迎える。ゴール前直線は352.7m。初角までの距離が短いので早めに隊列が決まりやすい一方で、内枠で後手を踏むと揉まれこんでしまうリスクがある。また、残り200mからの急坂では1.6mを一気に駆け上がる形になり、京都と比較してパワーを要するタフなコースである点は頭に入れておきたい。
昨年こそ1.50.8とやや時計を要したが、その前4年は1分49秒台での決着。タフなコースでペースが流れての高速決着ということで、近4年で逃げた馬は一頭も馬券に絡んでいない。上がり最速馬が近5年で3勝しており、16年
サージェントバッジ(5番人気3着)、17年
ロワジャルダン(8番人気3着)、18年
クインズサターン(5番人気3着)と4コーナー10番手以下から伏兵の台頭も目立っている。穴なら人気薄の差し馬が面白そうだ。