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【福島牝馬S展望】スタミナ必須の牝馬重賞、あの馬の巻き返しを期待したい

  • 2020年04月23日(木) 06時00分
 春の福島開催を代表する牝馬重賞。ローカルのGIII戦ながら、ヴィクトリアマイルへのステップレースという役割があって、1着馬には優先出走権が与えられる。17年のヴィクトリアマイルで11番人気2着だったデンコウアンジュ、15年に18番人気3着だったミナレットはここをステップにしていたように、しばしば波乱の立役者が輩出されている。

1.上がり馬は苦戦

 新潟開催だった11年を除く過去9年、前走で条件戦を走っていた馬の勝利は無く、前走がオープン特別だった馬も未勝利。牝馬重賞には珍しく上がり馬にハードルが高いレースで、重賞を使われてきた馬が中心になる。

2.中山牝馬Sの再戦だが

 過去9年の連対馬延べ18頭中、15頭は前走が中山牝馬Sだった。ただし、中山牝馬Sでの順位がそのまま反映されやすいわけではなく、18年の勝ち馬キンショーユキヒメ中山牝馬Sで7着、17年の勝ち馬ウキヨノカゼは6着、2着馬フロンテアクイーンは8着など、凡走した馬がしばしば巻き返してくる。

3.距離以上のスタミナが要求される

 18年7番人気1着のキンショーユキヒメは、それ以前に芝2000mで3勝をあげていた。他にも、17年4番人気2着のフロンテアクイーンは芝2000mの紫苑Sで3着した実績があり、16年15番人気1着のマコトブリジャールは芝2000mで2勝、15年3番人気1着のスイートサルサは芝2000mの愛知杯で3着、9番人気2着のリラヴァティは芝2000mで2勝の実績があった。開催が進んでスタミナを要する馬場状態になっているので、1800mより長い距離での実績を持つ馬に注目したい。


 カリビアンゴールドは前走の中山牝馬Sで15着に敗れたが、吹雪の不良馬場という特殊条件の中、終始伸びない内を立ち回った結果であり参考外で良いだろう。昨年のクイーンSなどで小回り1800mへの高い適性を見せており、また洋芝の2000mを勝ち上がった実績からして相応のスタミナも持ち合わせている。スムーズなら巻き返しの余地は十分にあるだろう。

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