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ウインマリリン手塚貴久調教師の手応え「良馬場で切れ味を生かせれば勝負になる」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2020年04月23日(木) 18時00分
 新型コロナ感染防止対策として、今週から新たな“取材規制”がトレセンに設けられた。それは午後取材(厩舎回り)に対する自粛要請である。追い切りに忙殺される午前に取材が限られれば、関係者の談話取りが簡素なものとなるのは否めない。当欄における“秘話”をどれだけ拾えるか不安は残るが、予想に関しては少ない裏付けを勝負勘で補ってみせよう。

 さて、舞台が中山から東京に替わる今週からクラシックは第2のステージに突入する。まず最初に行われるのはオークスTRフローラS。経由馬の本番Vは10年サンテミリオン(1着同着)までさかのぼるが、16年はチェッキーノ、17年はモズカッチャンが2着…直結度合いは確実に増していよう。それゆえか、ウインマリリンを送り込む手塚貴久調教師が示す意気込みは並ではない。

「ずいぶんメンバーが揃った感じもするけど、逆に本番まで占えそうな楽しみな舞台だね。今回の結果次第ではマルターズディオサインターミッション桜花賞組はNHKマイルCに挑ませ、オークスはこの馬一頭で挑むことも考えている。なぜなら秘める素質は2頭にヒケを取らないし、それほど長丁場の適性を感じる馬だから」

 血統をたどれば14年のGIIIラジオNIKKEI賞を制したウインマーレライの半妹。もっとも厩舎で尺度となっているのは、一昨年まで在籍した半兄ウインヴォラーレ(3勝)の存在だろう。「乗りやすく柔らかみがあったヴォラーレはいかにも長距離向きの印象だったけど、妹マリリンはさらにパワーがガツンと加わった印象。きっと走ってくると思いますよ」

 これは中條亮英厩務員(現在はマルターズディオサを担当)がデビュー前に当方に伝えた言葉。3戦2勝でクラシックをにらむ現在の姿を、厩舎サイドは当初から予想していたことになる。

「中山で2勝したけど東京に替わってさらに良さが出そうというのが、ジョッキー(横山武史)とも共通する意見。良馬場で切れ味を生かせれば勝負になるかな」と指揮官。今週は迷わずこの馬を買えばいい。いま己の勝負勘はそう告げている。

(美浦のオール自粛野郎・山村隆司)

東京スポーツ

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