22日、
浦和競馬場で行われた第58回
しらさぎ賞(4歳上・牝・重賞・ダ1400m・1着賞金1200万円)は、先手を取った
町田直希騎手騎乗の3番人気
ストロングハート(牝5、川崎・
内田勝義厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、好位から脚を伸ばした1番人気
ヴィルトファン(牝4、大井・
藤田輝信厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分27秒3(重)。
【
町田直希騎手】
「いい枠を引いたので、うまくスタートを決めてハナに行こうと思っていたので、その通りに乗れてよかったです。
前半はちょうどいいペースで、3コーナーから自分から動いてセーフティーリードを取るようなレースにしたかったので、理想通りのレースができました。直線はもう前だけ見て一生懸命追ってました。
次もいい走りができるように一生懸命頑張りたいと思います。
皆さま自粛して頂いている中で競馬をさせて頂いていて、申し訳ない気持ちもありますが、皆さまに元気を与えることができるならいいなと思っています」
【
内田勝義調教師】
「(南関東での初重賞勝利でした)馬主さんに申し訳ないと思っています。地方交流重賞を勝っていた馬なんです。もっと早く勝たせないといけなかったんですが、こんなに時間掛かっちゃって、申し訳なかったです。
ここ3戦くらい、
船橋記念あたりから本当に馬が良くなり、去年のこのレース3着の時よりもかなり状態が上がっていて、町田君も思い切っていい競馬をしてくれました。最初から、逃げしか考えていませんでした。
この馬は、素直で引っかかるところも無く、折り合いがつくので、そこがいいところだと思います。
次走はオーナーさんと相談して考えていきます。
私もこんな時代が来るとは思っていませんでしたし、最悪の時代だと思うんですけど、テレビの向うから応援していただいて、少しでも皆さまのお力になれたらと思います。応援よろしくお願いします」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)