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【マイラーズC予想】 気候と舞台替わりで勝ち馬の傾向は一変!? “気象予想”から見えてきた注目すべきポイントとは?/JRAレース展望

  • 2020年04月25日(土) 18時33分
 私は気象予報士という職業を生かし、季節馬激走予想を行っています。まずレース当日の気温を12度未満の「寒」、12度以上18度未満の「涼」、18度以上25度未満の「暖」、25度以上30度未満の「暑」、30度以上を「酷暑」とした5段階区分けし、配当妙味のある季節馬を特定。

 さらにJRAの馬場発表をもとに馬場状態を解析、分類します。それらの独自情報を活用し、それぞれの気候・馬場に合った穴馬を抽出。ここでは、過去10年の気候成績から激走馬の傾向を分析。当日気候レベルを想定し、激走が期待できる馬を抽出しました。

【高速時計への対応力と暑い時期の活躍がカギ】

 今週は京都競馬場で、安田記念の前哨戦マイラーズCが行われます。先週まで長らく続いた悪天候と重い馬場から一変、今週は好天が続き、良馬場での高速決着が見込まれます。気温も上がって20℃を超える予想です。ここでは過去10年の馬場・気候成績や走破タイムを中心に、注目馬を抽出していきます。

 まず、過去10年の人気別成績を見てみると、1番人気は昨年の1勝のみ。連対率は30%ですが、直近3年は馬券内を外していません。一方で、3番人気が4勝と好成績を残しているのが特徴です。

 過去10年の気候は「暖」が最も多く4回、次いで「暑」の3回、「涼」の2回、「寒」の1回となっています。激走馬は過去10年で9頭。11〜12年は激走馬が2頭馬券内に入りましたが、直近2年は1〜5番人気での決着となっています。

 続いて、注目ポイントですが、3点あります。まずは、「京都開催となった12年以降、京都外回りのオープン・重賞で連対の実績がある」点です。連対馬16頭中11頭が該当し、12年にこのレースを3番人気で勝ったシルポートは前年の京都金杯を7番人気で勝利していましたし、15年に8番人気で制したレッドアリオンは同年の洛陽Sを勝っていました。

 2つ目のポイントは「1分31〜32秒秒台での決着となった京都開催7年間(12年を除く)で、芝1600m戦1分33秒以下でオープン、準オープンで勝つか重賞で3着内の実績があった」点です。

 こちらは連対馬14頭中8頭が該当し、13年に5番人気で制したグランプリボスには安田記念で2着したときにマークした1分31秒3という時計がありましたし、昨年の勝ち馬ダノンプレミアムに至っては、サウジRCで1分33秒0という2歳馬離れした時計で勝利していました。

 また気候にまつわるデータを見てみると、「『暖』〜『暑』での7年間(14〜19年)で馬券に絡んだ21頭中14頭が『暖』〜『酷暑』で2勝以上を挙げている」点も見逃せません。

 以上のような点を踏まえると、マイラーズCでは「京都外回りと高速決着に強い馬」、気候が「『暖』〜『酷暑』での良績」の馬については、注意しておきたいところです。
(文=三宅誠)

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