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【大井・羽田盃】山崎誠士騎手「改めてすごい馬だと」、ゴールドホイヤーが1冠目奪取

  • 2020年04月30日(木) 11時23分
 29日、大井競馬場で行われた第65回羽田盃(3歳・重賞・ダ1800m・1着賞金3500万円)は、2番手でレースを進めた山崎誠士騎手騎乗の4番人気ゴールドホイヤー(牡3、川崎・岩本洋厩舎)が、直線半ばで先頭に立ってゴールまで押し切り、追い込んだ2番人気ブラヴール(牡3、船橋・佐藤賢二厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒3(稍重)。

 本レースを制したゴールドホイヤーは、6月3日に行われる東京ダービーと7月8日に行われるジャパンダートダービーの、2〜5着となったブラヴールファルコンウィングティーズダンク(牡3、浦和・水野貴史厩舎)、モンゲートラオ(牡3、大井・中道啓二厩舎)は、東京ダービーの優先出走権を獲得した。

山崎誠士騎手
「去年に続いて今年も大変素晴らしい馬に乗せていただき、とても感謝しています。馬の力を100%出せればいい結果がついてくると思っていたので嬉しいです。

 想定より前目の競馬になってしまいましたが、折り合いをつけて馬の力を出せればいいと信じていました。今までの競馬を見ていたイメージとは違う競馬になったので、自分でも驚いています。終いはしっかり止まらずに伸びてくれたので、改めてすごい馬だと思いました。

 次の東京ダービーも去年に続いて出走させていただけるので、いい結果が出るよう頑張りたいと思います。

 今、世の中は大変な状況ですが、競馬で少しでも皆さんを笑顔にできるよう、騎手、調教師、関係者ともども一致団結して頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

岩本洋調教師】
「前回雲取賞を勝たせていただいて、今日ちょっと間隔が開いたのでレース勘などどうかなと思ったんですが、私の心配など及ばないような結果が出まして、大変喜んでおります。

 非常に丈夫な馬なので、普段から強め強めを乗っていまして、本数もかなり行けたので、先に向けては少しでき過ぎてしまったかなと、その方が心配でした。

 できれば(東京ダービー)連覇と申し上げたいところですが、競馬なので何があるかわかりません。我々は一生懸命に馬を管理していければと思っています。

 入厩した当時は非常にやんちゃで私らも苦労したんですが、非常に成長してくれて前向きになってくれて、間隔を置いても今回のように体もできて走れるような馬になってきたのかなあと。ダービーに向けては、馬と相談しながら、じっくり無理しないように、うまく調整していければと思っています。

 ダービーはできれば臨場感のある中で皆さんに応援いただいて、結果を出せるようにしたいと思いますので、どうか応援のほどよろしくお願い致します」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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