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【天皇賞】ミライヘノツバサ、G1初挑戦の木幡巧と狙う 指揮官「気の入り方が全盛期」

デイリースポーツ
  • 2020年05月02日(土) 06時06分
 「天皇賞(春)・G1」(3日、京都)

 青森県産馬としても注目を集めるミライヘノツバサは1日朝、厩舎周りと森林馬道で1時間ほど運動を行って、調整を終えた。伊藤大師は「少し重かったら馬場にも入れようと思ったけど、汗をびっしょりかいてくれて、もうやることはないね」と、満足げな表情を浮かべた。

 17年の日経賞2着後に屈腱炎を患って1年半近く休養。復帰後は思うような成績を残せず、引退の文字が浮かんだこともあり、師はオーナーと相談。最後の手段としてハードトレを行い、それがダイヤモンドSでの復活Vにつながった。

 4戦連続で騎乗する木幡巧にとって、デビュー5年目にしてつかんだG1初挑戦の舞台。「前走同様にすごく動きが良くて、まずは厩舎スタッフの方々に感謝したい」と前置きしながら、「馬は7歳で自分が競馬を教えてもらっている感じ。馬を信じて乗ればいいレースになるはずだし、めったに乗れるレースではないので、楽しんで乗りたい」と気負いなく大一番へ挑むつもりだ。

 指揮官はあくまでチャレンジャーの立場を強調しつつも、「気の入り方が全盛期に戻ってきた。坂に入る時も突っ込んで行くくらいだもの」と色気十分。最低16番人気だった前走同様、ミラクルVを決めて、01年のタムロチェリー阪神JF)以来となる、青森産馬のG1制覇を果たすか注目だ。

提供:デイリースポーツ

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