JRA勢6頭のなかでも、注目を浴びるのは
ルヴァンスレーヴだろう。8戦7勝、
M.デムーロ騎手が跨れば勝率100%なのだから、どんな相手が出てこようと怖いものはない。ただし、ポイントは2018年
チャンピオンズC以来という休み明け。
3月上旬から美浦で時計を出し始めているが、併せ馬を行ったのは4月22日の追い切りから。4月29日にも併せているが、この2本しか併せ馬を行っていない点はレースのブランクを思えば物足りない。4月29日の動きも万全といえるほどではない。
そうなると直近でしっかり結果を出している馬の状態が気になる。今年の
フェブラリーS覇者、
モズアスコットは前走・
高松宮記念の敗戦ダメージを感じさせない調教内容だし、昨年の
南部杯を勝った
サンライズノヴァもここに向けて順調、最終追い切りでも豪快な動きを見せた。前走の
フェブラリーSで16番人気の低評価を覆す2着となった
ケイティブレイブは、GIで3勝した実績が輝きを取り戻しつつある。
その他の2頭も左回りのダート重賞を勝っている
アルクトス、
ワイドファラオということで、やはり今年の
JRA所属馬も層が厚い。この6頭を好走時の調教パターンで分析して、その順位付けをしっかりと決めて馬券を買ってみたい。
(文=井内利彰)