5月4日、金沢11Rで地元3歳馬による重賞・北日本新聞杯(1700m)が行われる。9頭立てで、1頭抜けた存在がいるため、馬券も絞って買わないといけないだろう。
中心は何と言っても
ストロングフーヴス。門別でデビューし、昨秋に金沢へ移籍してきた。重賞こそ昨年11月の金沢ヤングチャンピオンの2着が最高だが、
吉原寛人騎手は「初めて乗ったので、馬の癖を掴みきれていなくて、大事に乗ってしまいました」と振り返る。加えて「その後、だいたいこの馬のことは分かりましたし、砂を被っても平気でどんな競馬もこなせます。石川ダービーを獲らないといけない馬ですから、ここは負けられませんね」とも。これまで重賞で敗れた
ハイタッチガールと
エムティエーレはともに不在。前走は4コーナーでただ1頭、持ったままで手応えが違うなど4連勝はいずれも強い内容で、ここも力が抜けているだろう。
相手は
JRAから移籍2戦目を迎える
ブルベアカイリ。まだ金沢では1戦しかしていないため未知な部分も多いが、その前走は逃げて5馬身差の完勝。同日に行われた1つクラスが上の3歳A1戦よりも速いタイムで、いきなりの重賞でも上位争いに加われそうだ。
また
フジヤマブシは2歳時から非常に見栄えのする馬で、最近は少しパワーのいりそうな金沢の馬場において、520kgの馬体は魅力的。2走前はスタート後、外から馬が来た時にやや行きたがる素振りを見せた点が気になるが、直線は最後までしっかり脚を使っているので、1700mでも大丈夫だろう。
北日本新聞杯は5月4日金沢11R、17時10分発走予定。
(文=大恵陽子)