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【新潟大賞典展望】波乱ありきのローカルハンデ戦、好走の条件とは

  • 2020年05月07日(木) 06時00分
 春の新潟開催の目玉となるレースで、上半期のローカル中距離路線を締めくくる一戦という面もある。過去10年で1番人気馬が連対したのが1年しかなく、また過去10年中6年で10番人気以下の馬が馬券に絡む決着となっているように、非常に荒れやすいのが一つの特徴だ。

1.前走の着順に注目

 過去10年の勝ち馬10頭中、9頭は前走で4着以内だった。荒れやすいレースではあるが、大敗して人気を落としていた馬が一気に変わり身を見せて勝利、ということは稀。ただし、2・3着には前走10着以下だった馬が7頭好走している。

2.差し・追い込みが届きやすい

 過去10年の勝ち馬の平均4角通過順は7番手。また、過去10年中8年で、4角10番手以下から差してきた馬が1頭以上は馬券になっている。基本的には差しが優勢な一戦だ。

3.持続力が必要

 新潟外回りは直線が"長過ぎる"ので、上級条件では特に、一瞬の脚を用いた瞬発力勝負よりロングスパートの持続力勝負になりやすい傾向がある。よって、より長い距離や内・小回りコースで好走歴のある馬がしばしば活躍する。例えば、昨年の勝ち馬メールドグラースは2200mを連勝してきており、13・16年で2度勝利しているパッションダンスは、オープン入りまでの4勝全てが内回りコースでのものだった。他にも、一昨年の覇者スズカデヴィアスと15年の覇者ダコールは、それまでにローカル小回り重賞で複数回3着以内に入っていた。


 ドゥオーモは前走の小倉大賞典で2着。格上挑戦ではあったが、早めに動く競馬で粘り込んでみせた。近走の小回りでの好走から分かる通り、ディープインパクト産駒としては瞬発力より持続力に秀でたタイプで、中央場所の外回りよりは新潟外回りの方が合っているだろう。ハンデ戦なら、引き続き出番があってもおかしくない。

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