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藤沢和厩舎にとって最後のクラシック世代 乗り込み量は特筆レベルのショベルヘッド/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2020年05月13日(水) 18時00分
 いよいよ春のクラシックもオークス、ダービーの頂上決戦を残すのみとなった。これは同時に次世代の戦いの始まりが近いことを意味する。週末に3歳重賞が行われないこのタイミングで、ひと足先に注目の2歳馬を紹介しておきたい。

 藤沢和厩舎にとってはクラシックを走る最後の世代。徹底マークが必要だ。競馬サークル全体で始動が早まる傾向にあるとはいえ、2月末に早くも3頭が入厩する異例の早さをみせていた。

 その中で順調にデビューを迎えそうなのが、BCクラシックドバイWCを制したカーリンを父に持つショベルヘッド(牡=母Date to Remember)。バリバリの米国血統とあって当初はダートデビューを予定していたが、「まずは芝で」(藤沢和調教師)と方針転換。国内のダート戦は秋まで高額条件のレースがなく、むしろ早期入厩から態勢を順調に整えたとなれば、芝で適性をみるのがもっともな判断と言えようか。乗り込み量の豊富さは特筆レベル。ベールを脱ぐ3回東京開幕週(レースは未定)にどんな走りを見せてくれるのか、注目せずにはいられない。

 もちろん、ノーザンファームの2歳馬も動きだしは早い。中でも最注目はハープスターの全弟アークライト(父ディープインパクト母ヒストリックスター)となろうか。先月15日の入厩から、ゲート試験合格を経て、今月6日の坂路で4ハロン55.9-12.9秒をマーク。通常ならノーザンファーム天栄で育成される馬は、ゲート試験合格後に一旦牧場に戻ってから再入厩するケースが多いのだが、在厩のまま調整し早期デビューを果たすのは、例えば一昨年のグランアレグリアと同じ、いわば“エリートコース”だ。「ゲート試験は2回目での合格だったけどな。いい馬なので千六と千八、どちらでもいけそう」と3回東京開催中の初陣を視野に入れる。

 3回東京には「速いところに行くといい。一本調子のスピードではなく、切れがあるイメージ」と師の評価も高いオブデュモンド(牡=父ドゥラメンテ母クイーンオブトロイ)もスタンバイ。集大成に向け、次々と矢を放つ構えだ。

(立川敬太)

東京スポーツ

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