5月17日(日)に東京競馬場で行われる
ヴィクトリアマイル(GI)に出走予定の
サウンドキアラ(牝5、栗東・
安達昭夫厩舎)について、追い切り後の
安達昭夫調教師のコメントは以下の通り。
「去年はなかなか思ったより動けない状態だったんですが、今年に入ってここ3走、ちゃんと伸びてくれていますね。本当によく頑張ってくれていると思います。(去年は)もうちょっと動けるのにな、と思いながら見ていたんですけれども、私の力不足で結果が出せなかったんですが、今年に入って、本当に力を出せるようになってきていると思います。
(力を出せるようになったのは)成長分もあると思いますし、いろんなジョッキーが乗って、教えてもらっているところもあると思いますので、結果が出せているのかなと思いますね。身体の面でどこが変わったということはないんですが、精神面がしっかりしてきたと思います。新馬戦で良い勝ち方をしてくれたので、(素質は)良い印象をずっと持ちながらここまで来ました。
6勝が京都でしたから、ほかの競馬場で勝てないのかな、と思っていたので、(前走は)阪神で勝てて良かったですね。阪神で勝った後、次の週の水曜には放牧へ出しまして、10日間くらい放牧へ出しましたかね。4月24日には帰厩しました。約3週間、厩舎に置いています。リフレッシュもできましたし、今日の追い切りも良かったと思いますし、良い状態でこのまま行ってくれたらと思いますね。
身体もふっくらしてましたし、減っているよりは調整しやすかったです。先週の日曜に15-15をやって、今日は良い動きでした。ちゃんと仕上がっていると思います。(今日の追い切りで)松山騎手は『それほどやらなくても自分から動いてくれた』と良い感触を得てくれたと思います。
あの時(去年の
ヴィクトリアマイル)は抽選で繰り上がったんですが、GIでどこまでやれるか、という形で使ったんですが、思いのほか頑張ってくれまして、これなら重賞でも頑張ってくれるんじゃないか、というレースをしてくれましたね。東京でも苦にしませんでしたし、左回りも大丈夫でしたね。
(今回は)良い状態で迎えられたと思いますので、良いレースができると思います。GIですし、すべての馬が強いと思いますので、しっかり仕上げていきたいと思います。
不良馬場の経験はないんですが、重馬場までは経験があって、結果も出せてますので、(道悪は)そんなに苦にしないと思います。
サウンドバリアーの仔、ということもありまして思い入れもありますし、子どもでGIを勝てたら良いと思いますね。落ち着いているところは落ち着いていますし、競馬に行ってしっかり走ってくれますし、その辺りは似てるかな、と思いますね。なかなか結果を出せていないんですが、今回はチャンスですので、ぜひ頑張りたいと思います。
(枠順は)真ん中より内側が良いと思います。まだ枠順と天気も分からないので、どんな競馬になるかわかりませんが、松山くんに任せて、指示を出さないでいきたいと思います。
今のところ順調に来ていますので、良い状態で競馬に持っていけるよう頑張りたいですので、応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI