23日に京都競馬場で行われる
平安S(4歳上・GIII・ダート1900m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、京都ダート1900mで施行されるようになった2013年以降をデータの集計対象とした。
過去7年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが1番と6番。次点で2回の7番、9番、10番、11番、14番が続く。昨年も1枠1番の
オメガパフューム(3人気3着)と3枠6番の
モズアトラクション(12人気2着)が馬券に絡む活躍をみせており、馬番別成績の偏りは傾向として気に留めておきたい。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-0-2-9 複勝率30.8% 複勝回収率223%
2枠 0-1-0-13 複勝率7.1% 複勝回収率30%
3枠 0-2-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率188%
4枠 1-1-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率65%
5枠 3-0-1-10 複勝率28.6% 複勝回収率225%
6枠 0-2-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率47%
7枠 0-1-0-13 複勝率7.1% 複勝回収率46%
8枠 1-0-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率38%
【前走初角通過3番手以内】
1〜4枠 2-1-0-13 複勝率18.8% 複勝回収率42%
5〜8枠 2-3-1-11 複勝率35.3% 複勝回収率102%
【前走初角通過4番手以下】
1〜4枠 1-3-4-31 複勝率20.5% 複勝回収率159%
5〜8枠 2-0-2-35 複勝率10.3% 複勝回収率83%
昨年は過去7年でも最も遅い勝ちタイムを記録しており、本競走としては珍しく追い込み馬が台頭する決着になっていた。18年
サンライズソア、16年
アスカノロマン、15年
インカンテーション、と逃げ切り勝ちが3度もあるように、コース形態からも基本的には先行有利と言えるだろう。
なお、5〜8枠から3着以内に好走した10頭のうち6頭は前走の初角通過順が3番手以内で、同4番手以下から勝利した2頭(18年
サンライズソア、14年
クリノスターオー)はキャリアの浅い4歳馬であったことも覚えておきたい。