netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
平安Sの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【加用正厩舎×
松若風馬騎手(
ミツバ)】
「直近1年」の「加用正厩舎×
松若風馬騎手」は2-2-3-10。複勝率41.2%、複勝回収率176.5%という数字が残っている。「直近5年」では4-2-3-20で複勝率31.0%、複勝回収率126.6%。「直近5年」での4勝の人気は、古い順に6、5、6、14。人気薄を勝利に導いており、単勝回収率は驚異の319.0%だ。古くは15年
小倉記念を
アズマシャトルで制しており、これは松若騎手にとっての初重賞勝ち。今年に入ってからも3月15日の1勝クラスを14番人気の
スキップで勝利し、相性の良さを見せつけている。馬券圏内9回のうち、1番人気2着が1回あるだけで残る8回の馬券絡みは全て4番人気以下。人気薄では常に警戒を払いたい「ゴールデンコンビ」だ。
松若風馬騎手は
ミツバに初めての騎乗となる。とはいえ、このレースは騎手の移動制限の影響から有力馬が軒並み乗り替わりで、厩舎と騎手との相性という観点からは今ひとつというコンビも少なくない。
ミツバも和田騎手や松山騎手が
オークスに騎乗することでテン乗りの松若騎手になったわけだが、これだけ厩舎との相性の良い騎手を確保出来たというのは大きなアドバンテージだろう。
川崎記念勝ちの実力馬の復活が見られるかもしれない。