netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
オークスの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
池江泰寿厩舎×藤井勘一郎騎手(
アブレイズ)】
「直近1年」の「
池江泰寿厩舎×藤井勘一郎騎手」は5-3-5-24。複勝率35.1%、複勝回収率132.4%という数字が残っている。ちなみに藤井勘一郎騎手は
JRA所属騎手としては昨年3月のデビューで、「
池江泰寿厩舎×藤井勘一郎騎手」に関しては直近1年の成績=直近5年の成績。
高い回収率が示す通り、とにかく人気薄での激走が目立つのがこのコンビの特徴だ。20年の
フラワーCを10番人気
アブレイズで勝利したのは記憶に新しいところだが、同じくアブレイスの新馬勝ちが6番人気、19年
京成杯AHは
ジャンダルムで10番人気3着、先週も
クレアーレで3歳未勝利戦を5番人気3着している。
池江厩舎の19年の複勝率が38.7%、20年のここまでの複勝率が37.8%なので、「
池江泰寿厩舎×藤井勘一郎騎手」のコンビは平均を僅かに下回っている。決して馬質に恵まれているとは言えないなかで、藤井勘一郎騎手がきっちり馬券圏内まで走らせているといった印象で、その結果、徐々に馬質も向上してきている。
藤井勘一郎騎手は
アブレイズで2戦2勝。前述の通り、6番人気、10番人気で勝利に導いている。
アブレイズはデビュー2連勝と全く底を見せておらず、前走では
レッドルレーヴ、
シーズンズギフトといった実力馬を負かしているが、ここも人気薄になりそうな雲行き。こういう時こそ怖いのが、「
池江泰寿厩舎×藤井勘一郎騎手」だ。