7億2491万9380円(うち重勝式=SPAT4トリプル馬単=997万3980円)。今季初めて「週3日開催」となった4回門別1日目(5月26日。全12競走)の総発売額である。
浦和競馬(昼間開催)からの流れで参戦するファンの皆さんが一層増える傾向は、近年とみに顕著とはいえ、この26日の数字はかなりインパクトが大きい。重賞など全国的な注目度の高いレースの編成がなく、しかも最も発売額が伸びにくい火曜日でも計画(予算)比=128.83%。
地方競馬を楽しみにしていただけるファンの皆さんがそれだけ増えているという証なら非常に嬉しいですし、ありがたい思いでいっぱいです。さらにお楽しみいただけますよう、大変微力ではありますが日々の情報発信に努めてまいります。引き続きご愛読よろしくお願い致します。
さて、今季最初の週3日開催のラストを飾る28日(木)メイン10Rは、B3-2組〜C1-1組のメンバーによる「
キンギンボク特別」(1200m外回り。発走20時40分)。8頭と少頭数ではあるものの「有力」と目される出走馬は五指に収まらない印象で、それら有力候補のどこから入ってもゴールまで楽しみを持続させてくれそうなメンバー構成といえそう。
まずは、取消を挟んで目下2連勝中の
スティールホープ。ここが今季初出走となる。高い素質を秘めていながら慢性的な不安を抱えての調整が長く続いており、使いながら仕上げていくといったようなタイプではない印象だ。この条件は昨季最終戦で4角先頭から快勝しており、年度跨ぎの3連勝も期待十分だろう。
セオリーは前走B4下戦、最内枠からでも道中まったく嫌がる素振りも見せず、全くロスなく直線で抜け出して勝利。着差以上の完勝に映った。昨年は1800mを中心に使われていたが、
ゴスホークケン産駒でもあり思った以上にワンターンの1200m外回りが
フィットした印象だった。2連勝も十分ありそうだ。
前走その
セオリーから0秒2差の2着だった
クインズジャーニー、3着だった
タイセイスキャットも発馬や道中の流れ次第で逆転を果たせる可能性は十分あるし、3連勝を懸けて臨みながら一気の頭数増(12頭。その前走より4頭増)で2番枠の発馬から捌くのに難儀した感もあった
アンテレクテュエルは今回再び8頭立てなら前進も見込めるだろう。
バンカブルスターは前走までずっと中距離を使われてきて今回1200mへの短縮も、デビューから3戦はクラスこそ違えど同じ1200mで2勝・3着1回としっかり結果を出していた。中距離でもそれなりのペース配分で後続に道中脚を使わせるタイプだし、B3-2組下でもそのス
プリント能力が通用する可能性は十分にありそうだ。最内枠からのコース利を最大限に活かしてくれそうな鞍上への手替わりも魅力だ。
ヤマニンミモレット、
ウインバーニングの2頭は、正直このメンバーに交じるとさすがに苦戦必至?との感覚にはなるものの、何が起こるか判らないのも競馬の魅力。特に
ヤマニンミモレットは笠松から今春転入の叩き3戦目。距離ロスなく運べそうな内枠なら、激走に夢を懸けられる余地もあるはずだ。
20時40分のゲートインを、楽しみにお待ちください!
(文=ひだか応援隊)