2000年以降の20年間で、
皐月賞とダービーの2冠を制した馬は5頭を数えるが、無敗で達成したのは2005年の
ディープインパクトしかいない。今年のダービーで断然人気に推されるであろう
コントレイルは
ディープインパクトの息子。もし勝てば、父と同じ偉業を達成する。その可能性は高いだろう。
ディープインパクトは、過去9世代で5頭のダービー馬を誕生させている。このアベレージは驚異的だ。
その父サンデーサイレンスはあらゆる種牡馬記録を塗り替えた大種牡馬だが、12世代の産駒から6頭のダービー馬を出した。つまり、2年に1頭のペース。現時点の
ディープインパクトは、これを上回っているのだから驚きだ。ダービーでは逆らわないほうがいい種牡馬といえる。
コントレイルは「
ディープインパクト×アンブライドルズソング」という組み合わせ。この配合は、東京コースで連対率40.5%と非凡な成績を残す一方、中山コースでは21.9%と物足りない。直線の長いコースがベスト、という配合だ。実際、昨年秋の東京スポーツ杯2歳Sでは、芝1800m1分44秒5というレコードタイムで圧勝した。
本質的に小回りの中山コースは向いていないにもかかわらず、
ホープフルSと
皐月賞を連勝したのは、他馬を圧倒する実力の持ち主であるからに他ならない。今回のダービーはこの馬本来の実力を発揮できる舞台で、後続を引き離して圧勝するシーンまで考えられる。距離は問題ない。
穴馬を挙げるとすれば、
マンオブスピリットと
ビターエンダー。2010年以降、東京芝2400mで産駒が20走以上した35頭の種牡馬のなかで、
ディープインパクトは連対率24.4%で第3位。これより上の数字を残している種牡馬は
ルーラーシップ(28.6%)と
オルフェーヴル(25.0%)。前者の仔
マンオブスピリット(
京都新聞杯2着)、後者の仔
ビターエンダー(
プリンシパルS)は、人気がなくとも押さえておきたい。
(文=栗山求)
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