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阪神6日芝外千六で初陣のバゴ産駒ステラヴェローチェ 須貝調教師「ダービーを目標にできる」/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2020年06月03日(水) 18時00分
「ダービーからダービーへ」というサイクルで、2012年からは日本ダービー翌週に2歳戦がスタートしている。では3回阪神開催初日にデビューを果たした馬といえば? レッドリヴェール(13年阪神JF)、ケイアイノーテック(18年NHKマイルC)が後にGIを制覇。まさに初っぱなから目が離せない。

 実を言うと、当方の担当厩舎から今年の皐月賞&ダービー出走馬はゼロだった。その事情を知ってか知らずか、須貝調教師はPOG取材の段階で「来年こそ、オマエを忙しくさせてやらんとな」と宣言。今年の2歳世代には相当な手応えを感じているらしい。その中で真っ先に名前が挙がったステラヴェローチェ(牡=父バゴ母オーマイベイビー)が土曜(6日)阪神芝外1600メートルでデビューを迎える。

バゴ産駒らしくないと言っていいのかな。背が高い中でバランスが取れていて、いいスピードを持っている。ダービーを目標にできる馬だな」とトレーナーの評価は、めっぽう高い。担当の山田助手の見解も同様で、「乗り味が良くて、母の父ディープインパクトの血が出ている感じですね。少しテンションが上がりやすいと聞いていたけど、今のところメンコなど馬具を使わなくても我慢できている。かかるところがなくて、操作性が高く、メチャクチャいい馬ですよ」。

 トレセン関係者も「緑ゼッケン」(=2歳馬)には注目している。山田助手によると、「他厩舎の人からも“ええ馬やな”と何人にも言われる。“血統は?”って聞かれて、バゴって答えると、みんなビックリするんですよ(笑い)。まだビシッと追っていない中でも楽に好時計が出ているし、能力は相当ですね。当初は次開催の2000メートルのプランもあったくらいで、距離の融通も利くと思っている」と早くも視線の先は来春へと向いている。

 昨年の秋華賞を制したクロノジェネシス、10年の菊花賞ビッグウィークなど、時に大物を出すバゴ。「勝負の一年」と須貝調教師が意気込む中でも、最初に名が挙がり、最初に初陣を飾る、このステラヴェローチェに注目して損はないはずだ。

(難波田忠雄)

東京スポーツ

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