6月6日、コ
ロナウイルスの影響を受けクイーンズランド・ダービー/
オークスを含む多くのG1レースがキャンセルとなったオーストラリア・クイーンズランド州では、G1・JJアトキンス(芝・1400m)とG1・ストラドブロークハンデ(芝・1400m)が大幅な賞金削減となりながら、無観客の
イーグルファーム競馬場で行われ、2020年同州唯一のG1開催となった。
2歳戦JJアトキンスでは、ここまで6戦5勝のロス
ファイアが一番人気に応えて3馬身差の圧勝。鞍上はJ・バーン騎手、調教師のR・ヒースコート師は「大した馬だ、言葉を失うほどのパフォーマンスだった。今日はこの馬にとってのエヴェレストを登りきった。覚えておいてくれ、エヴェレストだ。」とコメントし、10月にシドニーで開催される高額賞金レース、ジ・エヴェレストへの参戦を匂わせた。
伝統のG1・ストラドブロークハンデは6歳セン馬のタイゾーンがアタマ差で抜け出し念願のG1初制覇となった。騎手はR・フラッド、管理するのはトビー&
トレント・エドモンズ親子。2着にはアタマ差で
マダムルージュ。5着までが1馬身差以内に収まり、ハンデ戦らしい大混戦となった。
(取材:川上鉱介)