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【川崎スパーキングスプリント】ポッドギルは優先出走権獲得の習志野きらっとスプリントへ 鈴木啓之調教師「レースに行っての根性がいいです」

  • 2020年06月10日(水) 11時26分
 9日、川崎競馬場で行われた川崎スパーキングスプリント(3歳上・OP・ダ900m)は、2番手から進めた今野忠成騎手騎乗の8番人気ポッドギル(牝4、大井・鈴木啓之厩舎)が直線で抜け出し、最後は6番人気クイーンズテソーロ(牝5、大井・荒山勝徳厩舎)に2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは52秒9(良)。

 ポッドギルは父フリオーソ母カネショウメロンその父ディアブロという血統。昨年2月の重賞・ユングフラウ賞以来の勝利となり、通算成績はこれで17戦3勝。本馬は7月22日に船橋競馬場で行われる習志野きらっとスプリントの優先出走権を獲得した。

今野忠成騎手
「これまでのレースは見ていたので、センスのいい、乗りやすそうな馬だというイメージがありました。

 スタートは思ったとおり出てくれて、外の(笹川)翼君(クイーンズテソーロ)がどう出てくるかなとは思いました。あまりごちゃごちゃするレースはしたくないなと思っていたので。イメージどおりに乗れて、馬も最後までよく反応してくれて良かったです」

鈴木啓之調教師】
「千四あたりだと伸びそうで伸びなくて差されたりだったので、(距離を)短縮していたんですが、年明けに川崎で悔しい負け方をしたときに、矢野騎手が左回りはいいと言っていて、この路線で行こうということになりました。中間でちょっと状態が崩れた時も、オーナーさんにお願いして立て直させていただき、ここを目標にしました。

 レースに行っての根性がいいです。古馬になって腰回りに幅が出てしっかりしてきました。牝馬は怒らないように仕上げます。アポロピンク(騎手時代、東京ダービーを優勝した牝馬)のイメージで育てています。

 次走は習志野きらっとスプリントの予定で、今回、斤量の関係で今野騎手に乗ってもらいましたが、追い切り含めてずっと乗ってもらっている矢野騎手で行きます。一戦級が相手なので、チャレンジャーとして頑張ります」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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