netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がったマーメイドSの「ゴールデンコンビ」はこちら。

【西村真幸厩舎×松若風馬騎手(サラス)】

　新潟大賞典でも推奨したコンビだが、今一度、取り上げたい。「西村真幸厩舎×松若風馬騎手」の「直近5年」成績は15-7-4-72で複勝率26.5％、複勝回収率106.6％。対象馬をベタ買いでもプラスとなっている。注目すべきは単勝回収率で、その数字は334.3％！ 15勝のうち1番人気での勝利は2つだけで、5番人気以下で7勝している「穴メーカー」コンビなのだ。サラスとコンビを組んだ昨年のマーメイドSを7番人気で勝利しているが、その後も20年5月の3歳1勝クラスを10番人気のルガーサントで優勝。単勝2980円、3連単29万馬券という波乱劇を演出してみせた。

　松若風馬騎手はサラスに過去9回騎乗しており、3-1-2-3と好相性を示している。先のマーメイドSが7番人気、その前走・パールSも11番人気(3着)と人気になりにくい点も馬券を買う上では好都合だ。前走は後方ままの15着に終わったが、休み明けの上にコースも合っていなかった印象。阪神と中京で計3勝を挙げているように、急坂コースで一瞬の脚を生かしたいタイプで、コース替わりが大きな後押し材料になってくれるだろう。連覇に期待したい。