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【帝王賞AI予想】クリソベリルがまさかの血統で低評価。AIによる驚きの血統&馬齢評価とは?

  • 2020年06月21日(日) 11時00分
 昨年末、東京大賞典で見事モジアナフレイバーノンコノユメの激走を予言したAI予測エンジン『AlphaTwinkle』。AIならではの膨大なデータ処理によって導き出される予想は斬新かつ期待値が高い。豪華メンバーの揃った今年の帝王賞でも、その力は存分に発揮されるはず。様々な角度から算出された出走馬の各評価を紹介していく。

 今回の観点は「血統」と「馬齢」。

 血統はAIもかなり重視しているデータで、ファクターは約3000という膨大なものになる。そこから導き出された高評価馬はどの馬だろうか?

■AIの導き出したロマン!血統面での高評価は南関勢に集中。

 血統評価で1位に輝いたのは、南関馬・ヒカリオーソ

 父であるフリオーソが『帝王賞で実力を発揮しやすい種牡馬』と判断された。フリオーソといえば帝王賞カネヒキリヴァーミリアンらを相手に勝利している南関の名馬。AIはそれらの功績に加え、タフさも評価しているようだ。

 また、ヒカリオーソの牝系についても、大井2000mという舞台で力を出し切れるタイプと判断し、今回のメンバー中トップの血統評価になった。

 血統面で2番手評価となったのは、同じく南関所属馬ノンコノユメ

 大井の2000mでは母親にスピードがあるタイプが好成績を収める傾向にあるが、母であるノンコの現役時代もまさにスピード型タイプ。また、ノンコノユメの母父・アグネスタキオンを通じて流れるロイヤルスキーの血は、大井2000m巧者として評価した。

 続く3番評価は伏兵キャッスルクラウン

 父バンブーエールが非常に高く評価されての選出となった。

クリソベリルはまさかの血統評価0点も、馬齢観点では高評価に。

 AI血統評価の上位に南関馬が揃った一方で、中央馬には低評価となった実績馬・良血馬もいる。なかでも目立つのが、クリソベリルの0点だ。

 父はゴールドアリュール、兄姉にはクリソライトマリアライトと2頭のG1馬がいる文句なしの良血馬。

 そのエリートが0点評価に至った理由は、母親の『ダート適性』だ。母は現役時代に芝のレースで3勝。そのレースぶりからも、ダート適性よりは芝の適性が高い血統と判断した。また、母にとって何頭目の産駒かという点も重要視するAIは、7頭目とやや高齢出産だった点も減点対象にしている。

 前走かしわ記念を制覇した新星・ワイドファラオも低評価に。母はフローラSで2着のワイドサファイアだが、こちらも母親の芝適性の高さからダート適性を割引材料とされ、点数が伸び悩んだ。

 一方で馬齢による評価となると一変。クリソベリルワイドファラオがワンツーを飾っている。

 シンプルに「若い牡馬」に高得点を与えがちなAIだが、特にこのレースでは4歳牡馬を重要視したのが目立った。逆にベテランのノンコノユメには厳しい評価がつけられている。

 こうして血統・馬齢という観点で各馬を見てきたが、総合評価でそうした要素がどれくらいの比重を占めるかは、そのレース次第。

 帝王賞の総合点ではどの馬がトップに立つのだろうか?明日は「コース適性」「脚質」を主軸に出走馬を検証していく。

※本記事内容は6/18時点での出走予定馬をもとに作成しております。

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