28日に阪神競馬場で行われる
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
ステイゴールドと
キングカメハメハが続き、3回が
ハーツクライとなっている。なお、勝ち馬に焦点を当てた場合は、4勝を挙げる
ステイゴールドが異彩を放つ。
ステイゴールド産駒は「4-0-0-12」。13・14年と
ゴールドシップが連覇を果たすほか、12年
オルフェーヴルと10年
ナカヤマフェスタは勝利した後に渡仏しフォワ賞と
凱旋門賞でも好走してみせた。今年は
アフリカンゴールド、
スティッフェリオの2頭が出走予定。
また、初出走となる
オルフェーヴル産駒は、
ラッキーライラックが上位人気と目される。父は12年に
宝塚記念を制しており、その全兄
ドリームジャーニーも09年の勝ち馬。
ステイゴールド産駒の活躍ぶりを踏まえれば、孫世代の動向も注視すべきだろう(同産駒のコース成績は「0-1-1-5」複勝率28.6%)。
同じく初出走となる
ロードカナロア産駒の
サートゥルナーリアも上位人気を担う一頭。父系祖
父キングカメハメハは、18年
ミッキーロケット、15年
ラブリーデイと2頭の勝ち馬を出しており、母の
父スペシャルウィークは99年の2着馬。下級条件を含めてもコース実績が少なく、ここは真価を問われる一戦になりそうだ(同産駒のコース成績は「0-1-0-0」複勝率100.0%)。
ディープインパクト産駒は「1-2-4-18」。16年に
マリアライトが勝ち馬となっているが、牡馬「0-1-0-12」、牝馬「1-1-4-6」、と牝馬の好走が目立つ。同産駒からは
カデナ、
グローリーヴェイズ、
トーセンカンビーナ、
メイショウテンゲン、
ワグネリアンの5頭が出走予定。
ハービンジャー産駒も初出走となるが、下級条件を含めても勝利例がなく、2着率の高さが特徴と言える成績になっている(同産駒のコース成績は「0-6-3-25」複勝率26.5%)。今年は
ブラストワンピース、
ペルシアンナイトの2頭が産駒としての初出走を迎える。