7月5日に福島競馬場で行われる
ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII)の舞台となる福島芝1800m。このコースについて解説していく。
福島競馬場は1周距離が1600mで、これは
JRA全10場で最小となる。ゴール前の直線は292mで、これは3番目の短さだ。一般的にローカル場は「平坦・小回り」で一括りされることが多いが、この福島コースは高低差が1.9mあり、道中に複数のアップダウンがある。また、ゴール前直線にも1.2mの上り坂が待ち構えている。
芝1800mはスタンド前の直線半ばからのスタート。初角となる1コーナーまでは300mほど。スタート直後に1mほど上り、残り1600m地点から下りに転じると、2コーナーで最低部を迎え、そこから再び上りになる。向正面半ばから4コーナー半ばまで平坦コースを進み、残り400mから下り→上りでコール。
2回福島開催は今週からスタート。前半4日間をAコース、後半2日間をBコースで行う。
1回福島と違い、野芝の生育が旺盛な時期にあたるため、時計は速くなりやすい。とはいえ、梅雨時期の競馬だけに中間の雨量、そしてレース当日の気候条件によって馬場状態はガラリと変わる。昨年は標準レベルの馬場でスタートしたものの、日曜日は雨に祟られ不良馬場に。結果、
ラジオNIKKEI賞は
ブレイキングドーンが捲りを決め、4角13番手だった
ゴータイミングが3着に差し込む差し決着となった。直前まで馬場傾向をしっかり見極めて臨みたい。