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【ラジオNIKKEI賞予想】逃げなくても競馬ができるコンドゥクシオンに期待/JRAレース展望

  • 2020年07月05日(日) 06時04分
 3歳馬限定競走として唯一ハンデ戦で行われる重賞競走。中山競馬場で行われた2011年を除く過去10回で1〜3番人気は7勝2着4回3着1回。比較的堅く収まるケースも多いが、1番人気は2勝2着3回とやや苦戦傾向だ。トップハンデを課せられた馬は延べ14頭で2勝。逆に53キロ未満の馬は25頭で連対はゼロだ。昨年はマイネルサーパスがダービー11着から巻き返して2着と健闘したが、過去10回でGI競走から直接挑んできた馬は0勝。ほかの連対例はオークス8着ダイワドレッサーと、NHKマイルC9着カシノピカチュウが2着に入ったのみだ。逆にプリンシパルS青葉賞白百合Sを使いながらダービーを諦めた馬の健闘が目立っている。

 今年の場合でいえば◎コンドゥクシオンがこのパターンにあてはまる。今回と同じ舞台の福島競馬場芝1800mの新馬戦を勝ち上がり、札幌2歳Sは7着。春に山桜賞を勝って挑んだ青葉賞は先行したものの瞬発力勝負となって見せ場をつくったのみにとどまった。今回は逃げ、先行馬が多い組み合わせになっているが、逃げなくても競馬ができる強みがある。他馬との比較で53キロは恵まれた印象だ。

 ○サクラトゥジュールひいらぎ賞2着、ジュニアC3着。クラシックトライアルでも人気を背負える能力を垣間見せていたが、馬のメンタルを重視するように、あえて楽なメンバーとの競馬でキャリアを磨いてきたようなローテーションだ。6戦してすべて3着以内の堅実性も加味して2番手に。

 未知の魅力にあふれているのが▲ルリアンだ。デビュー戦ではマイラプソディと差のない2着で、その後は完勝と言える内容で2連勝。キズナ産駒で、母系はフサイチコンコルドなどが名を連ねる名血で500キロを超える雄大な馬格。まだまだ奥がありそうだ。レースぶりを楽しみにしたい。

 2戦2勝△グレイトオーサーも同様で、この馬もディアデラノビアの産駒だから良血だ。こちらも大型牡馬で、成長力を感じさせる上にどんな位置からでも競馬ができる強みがある。軽ハンデ馬は、過去の成績からは苦戦傾向だが、今年は△アールクインダム、△ディープキング、△パラスアテナにも注目したい。

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