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【川崎競馬・スパーキングレディーカップ】ファッショニスタ連覇なるか!?

  • 2020年07月06日(月) 18時00分
 7月15日(水)川崎競馬場で第24回スパーキングレディーカップが開催される。1995〜1997年にかけて川崎競馬場で4度出走し川崎記念2勝、エンプレス杯2勝を挙げ「砂の女王」と称されたホクトベガメモリアル競走にもなっている他、グランダム・ジャパンの古馬シリーズにも指定されている。

 今年はJRAからファッショニスタメモリーコウメイクハッピーワンダーアマービレの4頭。地方からはサルサディオーネストロングハートグランモナハートサラーブなど10頭が出走を予定している。

 まず注目はJRA所属のファッショニスタ。昨年のこのレースでは逃げていたサルサディオーネの2番手からレースを進めると、直線半ばで捕らえそこから4馬身突き放して勝利した。デビュー以来20戦して馬券圏外に沈んだのはわずか3度のみ(掲示板圏外は1度だけ)と安定感は抜群で軸向きだ。

 メモリーコウは2勝クラス→3勝クラスを連勝し、初めて挑んだ重賞TCK女王盃では3着を確保。その後マリーンカップでは2着となり交流重賞では堅実な走りをみせている。まだ重賞Vはないものの好位には行けるし、昨年ほど馬場が悪くならなければ差し切り勝ちのチャンスはある。

 メイクハッピーは2歳の時、川崎競馬場で行われた全日本2歳優駿に紅一点出走。4着を確保して牡馬に劣らぬ走りをみせた。休養明け3戦目となった前走は3勝クラスをキッチリと勝利し、コースも2度目となる今回は初めての古馬重賞でも軽視はできない。

 ここまで3頭はJRA勢を挙げたが、昨年の2着馬サルサディオーネは今年大井に移籍。転入後もマリーンカップで交流重賞を勝っているように全く衰えは感じられない。2008年トーセンジョウオーを最後に地方所属馬の優勝はないが、前有利な傾向でハナに行けるのは強味だし、昨年3着となったローレライと同じ堀千亜樹厩舎の管理馬という点からも期待したい。

 JRA所属のワンダーアマービレは末脚が確かだが、過去10年で連対した馬はすべて4番手以内からレースをしており、差し一辺倒のこの馬にとって展開は厳しくはなりそう。ただし前が速くなれば台頭は見込める。あとはマイルでの連対実績がないので、距離をこなせるかがカギになりそうだ。

 最後に1頭挙げたいのは大井所属のサラーブ。交流重賞では2019年レディスプレリュードの5着が最高で、このメンバーではやや荷が重い気はするが、地方馬が2・3着に絡むことも少なくないので穴候補として買い目に入れておきたい一頭。

 地方所属の1着馬にはレディスプレリュードへの優先出走権が付与されることからも楽しみな一戦だ。

(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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