きょう8日(水)はTCK大井競馬11Rで3歳馬のダート頂上決戦「
ジャパンダートダービーJpnI/2000m」が行われ、しかも圧巻の進撃を続ける
JRAの無敗馬
カフェファラオが登場するとあって、全国のファンの皆さんの視線は、ほぼほぼJDD一点に注がれることになりそう。門別
グランシャリオナイターへの注目度は相対的に下がってしまいそうですが‥、馬産地・ホッカイドウ競馬への御参加もぜひ是非よろしくお願いします!
そんな一夜のメイン11Rは「
ウポポイ開設直前記念特別」(C1-2〜C2-1組、1200m外回り)。レース名にある『
ウポポイ』は、まだ御存知ない方も多いかもしれませんが、所管する文化庁の公式サイトでは「アイヌ文化の復興に関する我が国における中核的な役割を担う施設である「民族共生象徴空間」(
ウポポイ)」と表現され、また
ウポポイ公式サイトでは「
ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌ文化を復興するための空間や施設であるだけではなく、我が国の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点として、また、将来に向けて先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として位置づけられています」と紹介されています。
「
ウポポイ」は当初、今年4月24日(金)に開業予定でしたが、新型コ
ロナウイルスの感染拡大の影響でオープンが延期に。最終的には7月12日(日)にオープンすることが決まり、このほど、道が主催するホッカイドウ競馬においても、オープン4日前の今夜8日、メイン(最終)の11Rで“開設直前記念特別”を施行する運びとなったものです。
さて、その出走馬は11頭。近走好調馬が外めの枠に集まったことで、内枠に入った先行馬の前残りなんかも警戒したいところではありますが、中心を務めそうなのは伸び盛りの3歳馬
タイセイシャイニーでしょうか。今季開幕週の4月16日、いきなり3歳200万下の特別競走「鳥待月特別」に出走すると、強敵
フェアリーマジックとの追い比べを制してデビュー勝ちを果たした逸材です。
2戦目で挑んだ3歳三冠競走の初戦「
北斗盃H2/1600m内回り」はさすがに追走に苦しみシンガリ7着でしたが、前走1200mに戻したC3-2「ハコベグサ特別」では初対戦の古馬勢も問題にせず道中イン追走から直線でスパッと抜け出して2勝目をゲット。今回はC1-2組下特別への格上挑戦ですが、前走の走破時計やレース内容、ここからの伸びしろなどを含めて考えれば勝ち負けの可能性十分でしょう。
他では、好位からの取り口が安定している8枠2頭、
ローレルジェイドと
エスシーヴァローナ、中団から確実に脚を伸ばしてくる
ミステリーハンター、前付け叶えば巻き返し可能な
ロードソレイユ、
アップトゥザムーンらが上位争いに加わってきそう。発走は20時35分です、お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)