2004年に重賞競走として新設され、創設時は旭川競馬場で行われていた。旭川競馬場廃止に伴い、2009年からは門別競馬場で施行されており、第17回を迎える今年は10歳馬2頭、8歳馬2頭、7歳馬1頭など高齢馬を含めた8頭が出走。ダート1600mで戦いが繰り広げられる。

　◎はアルタイル。

　JRA時代はオープン特別で2勝、重賞のマーチS3着の実績がある。昨年南関東に移籍して重賞では今ひとつも11戦2勝の成績で今年道営に転入してきた。その初戦の前走(ルーラーシップ・プレミアム)で、リンノレジェンドの3着と休み明けでまずまずの走りを見せ、叩き2戦の今回は良化が期待できそうだ。58キロがカギだが、リンノレジェンドが不在のここは勝ち負けを期待したい。

　○にクインズプルート。

　前走(ルーラーシップ・プレミアム)はハナを切ったものの、途中から勝ったリンノレジェンドにピッタリマークされて厳しい競馬となり7着と敗れた。だが前回の勝ち馬不在で楽に逃げられる、今回はこの馬向きの展開になりそうだ。

　▲はモズノーブルギフト。

　3走前のコスモバルク記念はドラゴンエアルの3着、前走は後方から追い上げ、リンノレジェンドからクビ差の2着と際どい競馬をしており、このメンバーならさらに上の着順も狙える可能性があるだろう。

　アルタイルを本命としたが、有力と目される馬たちは力差のない印象だ。上位争いは混戦となりそうな星雲賞は、7月15日(水)、20時35分発走。

(文:佐々木祥恵)