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【セレクトセール2020】本日の最高額は3億8000万円、2日間の売上は187億超/当歳セッション

  • 2020年07月14日(火) 18時38分
 2日間にわたって開催される「セレクトセール2020」の2日目が14日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、座席数の削減、事前登録した購買者と同伴者のみに入場を制限するなどの対策を講じた上で開催された。

 当歳セッションとなるこの日は226頭が上場され、203頭が落札。売上は83億3400万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、昨年と17年に次ぐ過去3番目の売上額となった。落札率は90.8%、1頭平均額は4105万円だった。2日間合計の売上は187億6200万円(昨年は205億1600万円)。

 1億円を超える高額落札馬は11頭(昨年は20頭)。その中でも最高落札額となったのが、「ヒルダズパッションの2020」(牡、父ハーツクライ)。冠名「ホウオウ」の小笹芳央氏が3億8000万円で落札した。母ヒルダズパッションは米GIの勝ち馬。全兄のヨシダは15年の1歳セッションにて9400万円で落札された後、米国で芝ダート両GI制覇の活躍をした。

 2番目の高額馬は「シーズアタイガーの2020」(牡、父ハーツクライ)。「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが2億7000万円で落札した。母シーズアタイガーは米GIの勝ち馬。

 3番目は「シーヴの2020」(牡、父ハーツクライ)。三輪ホールディングが2億1000万円で落札した。半姉キャスリンソフィアは16年のケンタッキーオークス馬で、前日の1歳セッションにて半兄にあたる「シーヴの2019」(牡、父ディープインパクト)が1歳馬の史上最高額を更新する5億1000万円で落札されている。また、「ファイナルスコアの2020」(牡、父ロードカナロア)が大塚亮一氏に2億円で落札されており、2億円以上の値が付けられたのは4頭だった。

 16年の有馬記念覇者サトノダイヤモンドの初年度産駒にも注目が集まり、「サマーハの2020」(牝、父サトノダイヤモンド)が、本日の牝馬最高額となる1億円で金子真人ホールディングス(株)に落札された。半兄が重賞3勝のシャケトラという血統。

 その他では、半姉にレシステンシアがいるキタサンブラック産駒「マラコスタムブラダの2020」(牡、父キタサンブラック)が1億9000万円、米三冠馬ジャスティファイの初年度産駒「ノットナウキャロラインの2020」(牝、父Justify)が8000万円で落札された。

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