15日、
川崎競馬場で行われた牝馬のダート
グレード競走、第24回
スパーキングレディーカップ(
ホクトベガメモリアル・JpnIII)は今年も2番手でレースを運んだ1番人気の
ファッショニスタ(
JRA)が、逃げる
サルサディオーネ(大井)を直線で競り落とし、
メイクハッピー(
JRA)の追撃もしのいで、このレース連覇を果たした。勝ちタイムは1分40秒9。
2着に3番手から追い上げた2番人気
メイクハッピー、3着には3番人気
サルサディオーネが粘った。
勝った
ファッショニスタは父
ストリートセンス、
母アクアリスト(その父Coronado's Quest)の血統、
JRA栗東・安田隆行厩舎所属の牝6歳馬。通算成績は21戦7勝(地方5戦2勝)。
<レース後の関係者のコメント>
1着
ファッショニスタ(
川田将雅騎手)
「連覇できて嬉しいです。ハナに行く馬がいたので2番手を追走して、リズム良くいけました。3コーナーからはこの馬の特徴を考えてレースを組み立てました。直線では並ばれてからも底力を見せてくれて、力を出し切ることができました」
1着
ファッショニスタ(安田隆行調教師)
「(連覇を達成して)
ファッショニスタ自身もこの競馬場が好きなのだと思います。加えて暖かくなると状態も良くなって走る気になってくれます。レースでは3コーナーで
ルメール騎手(騎乗の
メイクハッピー)に外から被せられ一瞬ヒヤッとしましたが、川田騎手の好判断で勝つことができて良かったです。現時点では昨年と同様に夏は一息入れて、秋からになると思います。できたら3連覇したいです。今日はありがとうございました」
2着
メイクハッピー(C・
ルメール騎手)
「外枠でしたが無理なく行き脚がついて、良いポジションが取れました。終始手応えも良かったですし、直線では逃げた馬を捕まえて先頭に立つことができましたが、差されてしまいました。この馬にとって小回りのコーナーがきつかったですが、頑張ってくれました。今日は勝った馬が一番強かったですが、今後重賞を勝てると思います」
3着
サルサディオーネ(
矢野貴之騎手)
「ハナにこだわっていました。船橋と違い若干リズムが悪かったですが、よく粘っていました。抵抗していました。展開次第でチャンスはあると思います」
4着
メモリーコウ(
古川吉洋騎手)
「前で決まる展開になってしまったので、もう一列前で行きたかったのですが、前が速かったので行けなかったです。その分だけ負けました」
5着
ワンダーアマービレ(
長岡禎仁騎手)
「スタートも良く、道中もロス無く上手に競馬をしてくれましたが、このような馬場だったので前が残ってしまいました。馬はとても良くなっていますし、着実に成長していると思います」
(取材:小屋敷省吾・コメント協力:神奈川県川崎競馬組合)
ラジオNIKKEI