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【マーキュリーC予想】実績上位のデルマルーヴルとマスターフェンサーの戦いに注目!!/NARレース展望

  • 2020年07月21日(火) 11時00分
 創設は1997年で、当初は水沢競馬場で施行されていたが、2000年から盛岡競馬場に開催場が変更になっている。第24回目となる今年は、デルマルーヴルマスターフェンサーら5頭のJRA勢を含めて14頭が顔を揃えた。

 ◎は地方交流の出走経験が豊富なデルマルーヴル。切れるというより長く良い脚を使えるタイプで、地方競馬の中でも直線が長い盛岡競馬場はこの馬にはプラス。以前より良い位置取りで競馬ができるようになっているのも心強い。1400mから2500mの距離で好走しており、2000mは全く心配ない。フェブラリーS以来となるが、鉄砲もきく馬で、実績的にもここは勝ち負け。

 ○はマスターフェンサー。これまで使われてきた距離からも、今回の2000mはこの馬向き。昨年アメリカに遠征してケンタッキーダービー6着、ベルモントS5着と健闘したことを考えれば、まだ重賞勝ちがないのが不思議なくらいで、今回、初重賞制覇となる可能性は十分。

 ▲にヒストリーメイカーJRAで未勝利のまま金沢に移籍して10勝。昨年中央に戻ってきてからは、堅実に走ってオープン入りを果たした。前走の平安Sではオメガパフュームから0秒8差の4着、2走前はリステッド競走の仁川Sでは優勝していることから、交流重賞なら上位争いに加われそうだ。

 △は3頭。仁川Sヒストリーメイカーと差のない競馬をして3着のアポロテネシー、岩手に移籍後3戦3勝のランガディア、大井の黒潮盃、盛岡のダービーグランプリ、門別の道営記念と3連勝した時のような走りを見せられればリンノレジェンドも侮れない存在。

 地方交流重賞7戦2勝のキャリアを誇るデルマルーヴルと重賞初制覇を狙うマスターフェンサーなど、好メンバーがしのぎを削るマーキュリーカップは、7月21日(火)、16時50分発走。

(文:佐々木祥恵)

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