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【金沢スプリントC予想】JRA交流でも勝利のナリタミニスターか、末脚魅力エイシンデジタルか/NARレース展望

  • 2020年07月21日(火) 11時30分
 7月21日、金沢競馬場で重賞・金沢スプリントC(1400m)が行われる。東海・近畿交流で近5年は兵庫3勝、笠松2勝。今年は兵庫から3頭、笠松から2頭の遠征馬を迎えた10頭立てで行われる。

 中心はナリタミニスター(兵庫)とエイシンデジタル(兵庫)の兵庫2頭か。

 ナリタミニスターは今春、JRA1勝クラスとの交流戦で逃げ切り勝ち。近2走は出ムチを入れて2番手につけると、力強く伸びて2連勝を遂げた。内の馬場が重たい金沢競馬場で2番枠に入った点は気になるが、鞍上は全国リーディング2位の吉村智洋騎手。外のファストフラッシュが逃げるだろうから、それを行かせて外に切り替えるなど、上手くレースを運ぶだろう。ここ4走は58kgを背負っていたが、今回は1kg軽くなるのもプラス材料だ。

 エイシンデジタルは3走前にナリタミニスターに勝っている。後方2番手から内ラチ沿いをロスなく運び、4コーナーでは進路が一瞬なくなった場面もあったが、直線で抜け出すと鋭く伸びて勝利。2着は重賞4勝を挙げるエイシンエンジョイで逃げて自分の形に持ち込んでいただけに、いい内容だった。この原稿を書いているのは日曜日の夜。金沢は月曜日の午前中にかなりの雨が降る一方、最高気温は29℃との予報なので、馬場が乾ききらず前が有利になると厳しいかもしれないが、鞍上は園田でインコース使い巧者としても有名な下原理騎手。不利な馬場なら距離ロスを抑えるなど、魅せてくれるだろう。

 チェゴ(笠松)は前走・日本海スプリントに続いての金沢遠征。短距離路線を狙ってのもので、900m戦で2番手につけたスピードに期待。また、JRA5勝のタイセイエクレール(笠松)は門別と大井を経て前走が笠松移籍初戦でクビ差2着だった。500kg超えの馬体なので初金沢もこなせそうだし、実績上位。ファストフラッシュもいいペースで逃げられれば上位に食い込む場面もありそう。

 金沢スプリントCは7月21日金沢11R、17時10分発走予定。

(文:大恵陽子)

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