盛岡ダート2000mは直線にある坂を2度駆けあがり、スピードとスタミナが要求されるタフなコース。19日の日曜は突然の豪雨で第6競走、第7競走が取り止めに。
マーキュリーCの当日は曇りの予報も、16時前後は雨の可能性も。日曜日の豪雨で砂が内側に流れされて直線は外差しが利く馬場となったことから、当日の馬場傾向には注目をしておきたい。
過去10年のデータから分析をしていこう。1番人気は[5-0-2-3]、ほかに優勝馬は2番人気が2回、4番人気、6番人気が各1回。注目の1番人気は…
マスターフェンサーか
デルマルーヴルか。ペースのカギを握る逃げ馬は[0-2-1-7]と逃げ切りはなく、2着に粘ったのは11年
メイショウタメトモ、18年
ヨシオ。
スローペースは3回、平均ペースは5回、ハイペースは2回でペースが落ち着いても厳しい傾向だけに、今回は絶対的な逃げ馬不在で
リンノレジェンドか
アポロテネシー、
ヨシオあたりの出方は気になるところ。
優勝馬の年齢は6歳が最多3回で4歳、5歳、7歳が各2回で、年齢的にはどこからでも狙える。地方馬の優勝は15年の大井・
ユーロビート(吉原騎手)のみ。残り9頭の優勝馬は
JRA所属で美浦所属馬が2勝、栗東所属馬が7勝と圧倒的で、今回の出走馬では
マスターフェンサー、
ヒストリーメイカー、
ヨシオの3頭が該当。
3連単で10万円以上の配当が出たのが15年、16年の2回あり、地方馬(15年は大井・
ユーロビート1着・6番人気、16年は船橋・
タイムズアロー2着・9人気)の活躍が波乱を呼んでいる。今回は南関東所属馬の出走はなく、一発を狙うなら北海道の
リンノレジェンド、笠松の
アリオンダンス、地元の
ランガディア、
ヤマショウブラックなどあたりの地方馬か。
(文=峯村正利)