26日(日)に新潟競馬場で行われる第20回
アイビスサマーダッシュ(GIII)に出走予定の
ライオンボス(牡5歳、美浦・
和田正一郎厩舎)について、追い切り後の
和田正一郎調教師のコメントは以下の通り。
「前走(韋駄天ステークス)は1頭前に行かせて、という所もありましたが、内から来た馬も先に行かせてという状況でした。そういった中でも、最後までしっかり気持ちが切れずに走れていたというのは、今後に向けて大きかったのではと思います。
前走後は一度牧場へ放牧に出してリフレッシュさせてから乗り込んで、厩舎へ戻ってきてからも順調に来ています。馬体にも張りが出てきましたし、気持ちの面でも集中していると思います。
今日はポリトラックで、負荷をかけるというよりは前に馬を置いて、それをしっかりと捉えに行くという形を作ろうと考えていました。動きは良かったですし、手応えもよく、気持ちも凄く前向きだったと思いますから、良い状態ではないでしょうか。
この1年で馬体がそんなに大きくなったという訳ではありませんが、一回りパワーアップしたという感じですし、ここ2戦は前に馬がいる形になっても気持ちが切れずに走れているというのは大きいと思います。
(ここまで直線競馬にマッチしている理由は)コーナリングがそんなに下手だとは思いませんが、直線での走り、大きいのはスタートダッシュが速い点でしょう。ジョッキーもそういう面をうまく引き出してくれているのかな、と思います。本当にこの舞台を得意としていますが、まだ対戦したことがない相手も出てきますし、戦ったことがある馬も調子を上げてきているでしょうから、こちらもしっかりと調整して、良い競馬をお見せしたいなと思っています」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI