26日に行われる
アイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII)の舞台となる新潟芝直線1000m。このコースについて解説していく。
新潟芝1000mは、2001年に誕生した、日本で唯一となる直線コース。
アイビスサマーダッシュは、コーナー無しで行われる究極のスピード比べとして親しまれており、歴代勝ち馬には
カルストンライトオ、
メジロダーリング、
ハクサンムーンなど名だたるス
プリンターが揃っている。
専用のポケットからのスタートすると、270mほど緩やかに上って、そこから200mほど下る。そこから小さなコブを超え、ラスト320mは平坦となってゴール。
2回新潟は全6日間、Aコースを使用して開催される。5月に行われた1回開催はBコースを使用していたため、保護されていた内側が開放される形。なお、
JRAの馬場情報によると第1回新潟競馬前にAコース部分を、第1回新潟競馬終了後にBコース部分を中心に芝張替えを実施している。
例年であれば夏の新潟は非常に速い時計・上がりの出る軽い芝になるが、1回開催時が時計を要し気味で、長梅雨の影響も否めず、芝の状態は不透明。しっかりとレースをチェックして見極める必要があるだろう。
とはいえ、直線1000mは残り660m地点で外回りと、残り360mで内回りと合流するため、傷んでいない部分を走れる外枠有利の傾向が強い。芝の状態を問わず外枠重視で良さそうだ。