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【門別・ブリーダーズゴールドジュニアC】JBC2歳優駿にも直結! 波乱傾向の2歳重賞で注目すべき伏兵は?

  • 2020年07月27日(月) 19時00分
 28日、netkeiba.com杯と銘打つ門別の2歳重賞・ブリーダーズゴールドジュニアC(以下、BGジュニアC)が開催。近年波乱を見せる一戦で今年注目すべき伏兵は? 地方競馬に精通する浅野靖典が展望する。

「28日(火)に門別競馬場で行われるBGジュニアC(H1)は、デビューから間もない馬たちの舞台。パワーを必要とする馬場での1700m戦を克服するには、適性と完成度の高さが重要になります。

 さらに今年は、これまで実施されてきた北海道2歳優駿が、11月3日にJBC2歳優駿としてリニューアル。この一戦は、新たな歴史を刻むレースにもつながります。

 しかしながら過去の歴史には人気薄の好走が多数。昨年は単勝6番人気のヨハネスボーイが勝ち、一昨年はイグナシオドーロ、4年前はストーンリバーが単勝8番人気で勝利しました。対して1番人気馬の勝利は、門別競馬場で実施されるようになった2009年以降、2010年、2011年、2017年の3回だけ。過去5年では、1勝、2着2回となっています。

 つまりそれは、ここで変わり身を見せる馬が多いことの裏返し。今年もデビューからの走りをチェックして、外回りコースを使用する1700mで持ち味を発揮しそうな馬を見つけたいところです。

 その一番手になりそうなのが、ブライトフラッグ。デビュー戦は逃げた馬にクビ差及ばず2着でしたが、続く2戦目は5馬身差、3戦目の前走は8馬身差で圧勝。前走で1700mを経験した点も強調材料といえます。

 もう1頭、注目できる存在がスティールグレート。前走の栄冠賞では、勝ったサイダイゲンカイに2分の1馬身差まで詰め寄りました。祖母はファンタジーSを制したキタサンヒボタンで、3代母は南関東で活躍したキタサンクイン。500kgを超える馬体も魅力です。

 ちなみに過去5年とも“栄冠賞で6着以内だった”という馬が1頭だけ連対しています。今年の該当馬は3頭いて、スティールグレート栄冠賞組で最先着。その点でも期待が高まります。

 しかし、上で記したとおり“伏兵が台頭することが多い”のがこのレースの傾向。それを紐解くなかで、ちょっと気になる共通点が見つかりました。それは、“1700mで実施された過去2年の優勝馬は、1200mのデビュー戦を制していた”ということ。

 今年の該当馬はなんと、リコーリュウセイだけとなっています。同馬の母はJRAのダート短距離で4勝という成績でしたが、母の半弟にダイヤモンドステークスを逃げ切ったケイアイドウソジンがいる血統。距離延長が味方になるかもしれません。

 ただし例年と違うのは、今年から門別競馬場では1100m戦が行われている点。その距離でデビュー勝ちを飾った4頭にもチェックを入れておきたいところです」

(文=浅野靖典)

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