1999年に創設された重賞競走で、競馬場のコース改修が終了した2001年から現行のコースで行われている(2000年は中山で開催)。難易度が高い障害は設けられていないものの、向正面の中ほどからスタートして、外回りコースと、内回りコースを使用して3250mに間に3回の3連続含む11個の障害が用意されている。スピードを落とさずに、リズム良く障害をクリアするセンスと脚力が求められる。
◎
ケイティクレバーは、平地のオープン馬。3歳春には
若駒Sに勝ち、
すみれS2着。古馬になってからも準オープン特別を逃げ切っている脚力の持ち主だ。ハードル転向後、そのデビュー戦で勝利を収めるなど障害センスも持ち合わせている。前走の
東京ジャンプSは人気馬を積極的に追いかけることでリズムを崩してしまった。今回のメンバーが相手なら自分のペースで走れるはずだ。本命に。
障害オープン3勝○
ノワールギャルソンが相手筆頭だ。
母レッドアゲートは
フローラS優勝馬で自身も平地競走3勝馬。スピードがありすぎるので、飛越が低く安定しない面も見受けられるが、64キロを背負った前走は強かった。レースを引っ張る馬がいてくれた方がレースをしやすそうだ。
ディープインパクト産駒で平地4勝の▲
フォイヤーヴェルクは、今回は障害4戦目。キャリアが浅い分まだ粗削りだが、学習能力が高い馬で、1戦毎に見違えるほどに成長している。新潟コースの経験もあり、逆転を狙う。
9歳になったとはいえ平地でも、障害でも重賞勝ちを記録している△
メドウラークと、昨年の3着馬△
アズマタックンを抑えておく。