「
レパードS・G3」(9日、新潟)
ユニコーンSで
デュードヴァンが見せた末脚はインパクト大だった。4角14番手から直線大外へ持ち出し、上がり3Fはメンバー最速の35秒5。しかし、勝ち馬は5馬身も前-。相手が悪かった、としか言いようがない。
加藤征師は「ハイペースで、たまたま(展開が)はまっただけですよ」と控えめに評価するが、初芝だった
アーリントンC以外は東京ダートばかりを4戦して3勝、2着1回と
パーフェクト連対。同じ左回りの新潟で3歳馬同士なら明らかに格上の存在だ。
前走後は放牧を挟んでリフレッシュ。帰厩後は入念な調整を続けてきた。1週前は3日、美浦Wで5F68秒1-39秒5-12秒9。併せた
ブランクエンド(4歳3勝クラス)を大きく追走した分、2馬身ほど遅れたが、走り自体は軽快だった。「しっかりやりました。調教駆けするタイプではないので、動きはあんなもんでしょう。体調は悪くないですよ」と師は納得の表情を浮かべる。
16年に当レースを
グレンツェントで制している指揮官は「このメンバーだとペースは上がらないだろうし、内に入ったら前があかないから、中団につけて行かないと」と理想の展開を思い描く。3歳限定ダート重賞はこれが最後。しっかりとタイトルを獲得し、古馬との戦いが待つ秋へ弾みをつける。
提供:デイリースポーツ