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【エルムS】タイムフライヤー輝き取り戻した 2年7カ月ぶり勝利でルメール自信

デイリースポーツ
  • 2020年08月04日(火) 07時00分
 「エルムS・G3」(9日、札幌)

 飛躍の秋を目指すダートホースたちが札幌に集結。タイムフライヤーは前走のマリーンSを快勝して意気揚々。17年ホープフルS覇者が、ここで砂の重賞タイトル初奪取といく。

 ダートで輝きを取り戻した17年ホープフルSの覇者タイムフライヤーが、勢いに乗って重賞制覇を目指す。前走のマリーンSで約2年7カ月ぶりの勝利。中団から徐々に進出すると、メンバー最速の上がり3Fを繰り出し、2着に3馬身半差をつけた。ルメールは「前回は楽勝でしたね。重賞でもいい競馬ができると思う」と自信を見せる。

 前走後は北海道安平町の追分ファームリリーバレーへ短期放牧。松田師は「しっかりと馬体をチェックしました」と状態面を確認し、出走にゴーサインを出した。放牧先でも、坂路や周回コースを使って丹念に乗り込み、先月30日に入厩。3日の1週前追い切りでは札幌ダートで81秒8-13秒0(馬なり)。折り合い十分で走りも力強い。ここまでの調整に不安はない。

 芝からダートへの転向で実績を残してきた指揮官には、確かなノウハウがある。「クロフネベルシャザールも走りましたしね。G1で勝ち負けするような馬は、ダートでも走れますから」。無論、しっかりと砂適性を見極めての路線変更だが、この馬も先輩僚馬に負けない資質を秘めている。

 鞍上も「札幌千七はちょうどいいと思う。スタートからプレッシャーがなければリラックスして走れるし、ダートでも同じ瞬発力が使えますから」と期待は大きい。前走でつかんだ確かな手応えを胸に重賞2勝目を手にし、北の大地で完全復活を証明する。

提供:デイリースポーツ

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