「
レパードS・G3」(9日、新潟)
前走ダート初黒星を喫した
デュードヴァンが、巻き返しへ意欲を見せた。5日、美浦Wでの3頭併せ。うなるような勢いで好調をアピールした。雪辱の秋へ向けて、ここは負けられない一戦だ。
ミヤジコクオウは栗東坂路で確かな反応。ダートで真価を発揮した
ラインベックも、同じく坂路で順調ぶりを伝えた。
うなるような勢いで美浦Wを駆け抜け、
デュードヴァンが好調をアピールした。
ロイヤルパープル(3歳未勝利)を4馬身、
グレイトムーン(3歳未勝利)を2馬身前に見る形でスタート。4角付近で隊列が一気に詰まると、すかさず内へ潜り込む。抜群の手応えで前2頭に並び掛け、最後は3頭併入でフィニッシュした。
加藤征師は「先週にしっかりとやって今週は馬なりだったけど、集中力を切らさないように、無理には抑え込まずに行かせた。状態は引き続き安定していい感じ」と満面の笑み。その表情から、出来の良さがヒシヒシと伝わってきた。
全5戦中、ダートでは4戦3勝、2着1回と連対率100%を誇る厩舎の期待馬。「ワンターンのユニコーンSを目標にしていたからね」と、これまでは芝の1戦を含め、全てワンターンの条件にこだわってレースを選択。「1周する競馬は今回が初めて」というように、今回はコーナー4つの舞台攻略が鍵を握りそうだ。
砂で初めて2着に敗れた前走のユニコーンS。それでも、後方から最速上がりをマークと力は示した。「前走後はここを目標にして短期放牧へ。精神的にも落ち着いてきた」と手応えは十分。再び、世代の頂点を目指すためにも、ここで立ち止まってはいられない。
提供:デイリースポーツ