9日に札幌競馬場で行われる
エルムS(3歳上・GIII・ダート1700m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館・新潟競馬場で代替開催された2013・2009年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
マンハッタンカフェ。3回で
ゴールドアリュールが続き、2回が
スペシャルウィーク、
トーセンブライト、
カネヒキリ、
シンボリクリスエス、
アドマイヤボス、Giant’s Causewayとなっている。リピーターの活躍が目立つことも特徴で、別馬で複数回好走実績のある種牡馬は、
カネヒキリ、
シンボリクリスエス、
ゴールドアリュール、
マンハッタンカフェの4頭。
ハーツクライ産駒は「0-0-0-1」。昨年、初ダートながら見せ場を作った
タイムフライヤーが今年は上位人気と目される。ほか、ダート路線転向後は中央・地方問わずに堅実な走りを見せる
ロードゴラッソが出走予定(同産駒のコース成績は「14-8-10-70」複勝率31.4%・複勝回収率73%)。
キングカメハメハ産駒は「0-0-1-2」。12年
グランドシチーは6人気3着と人気以上の走りを見せ、16年
ロワジャルダンも3人気4着とサンプルが少ないなかでの健闘が目立つ。同産駒からは前走ダート替わりで新味を発揮した
エアスピネルが出走予定(同産駒のコース成績は「27-19-26-214」複勝率25.2%・複勝回収率92%)。
トーセンブライト産駒は「1-1-0-0」。いずれも
ハイランドピークによる成績で、同馬は3年連続の好走を目論み出走予定。リピーターの活躍が目立つレース傾向からもぞんざいには扱えないだろう(同産駒のコース成績は「2-1-2-7」複勝率41.7%・複勝回収率140%)。
ネオユニヴァース産駒は「0-0-0-2」。17年には2人気の支持を集めた
ピオネロが7着と凡走。同産駒からは8歳にして重賞初制覇を達成した
ウェスタールンドが出走予定(同産駒のコース成績は「13-10-15-127」複勝率23.0%・複勝回収率71%)。