開業5年目を迎える
寺島良調教師(39)=栗東=が、節目の100勝まであと“3”に迫った。今週は新潟と札幌にチャンス十分の5頭がスタンバイ。固め打ちで一気に決めたいところだ。
勢いが止まらない。16年の開業から積み上げてきた勝ち星は3→12→27→35。この驚異的な躍進にも、寺島師は「順調に、右肩上がりに成績を上げることができました」と冷静に振り返る。今年は先週終了時点で既に20勝をマーク。昨年同様、「300出走、30勝」を目標に掲げ、キャリアハイを目指して歩みを止めない。
今年4月。厩舎の屋台骨を支えた
キングズガードが引退したが、勢いが減速することなく、新たな力が芽生えた。「引退後、すぐに
ヘリオスと
ミスマンマミーアがオープン入りしてくれました。2歳もいい馬がそろっている。やれそうな手応えはあります」。今週も一つずつ勝ち星を積み上げる。
8日新潟4R
ネージュダムールは繊細なタイプだが「前走が好内容。10日競馬で行きます」と短期放牧の効果に期待。8日札幌12R
ドゥシャンパーニュも「ワンターンの芝でしっかり走ってくれた。鞍上2度目で」とVをうかがう。「洋芝が合う。前走だけ走れば」の9日札幌6R
アーリンアーリンは、格上挑戦の前走で2着。自己条件に戻って確勝を期す。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ