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【小倉記念展望】小倉開催の開幕を飾る重賞、あの馬に注目したい

  • 2020年08月11日(火) 06時00分
 過去10年中6年は1分58秒0を切る勝ち時計で決着していて、そのうち3年でコースレコードを更新している一戦。高速決着を意識して各馬早めの仕掛けになるためか前半から緩みないペースになることが通例で、スピードと同時に豊富なスタミナが求められることになる。

1.若い馬が中心

 過去10年で、3〜5歳馬が[8-9-5-46]で連対率25%、複勝率32.4%と優秀なのに対し、6歳以上馬は[2-1-5-67]で連対率4.0%、複勝率10.7%しかない。連軸は5歳以下の若い馬から選んだ方が良さそう。

2.距離延長馬は不振

 過去10年、今回距離短縮となる馬は複勝率31.3%で、前走も2000mを走っていたという馬も複勝率24.7%なのに対し、今回距離延長となる馬は複勝率9.8%しかない。高速決着と言ってもペースが緩みにくくスピードだけで押し切るのは難しいため、距離延長組は苦戦気味。

3.小回りにしては差しが台頭する

 小倉芝2000mは、2コーナー入り口から向こう正面半ばまでと3〜4コーナーが下り坂で、スピードに乗っていきやすいコース形態になっている。これもあって、特に上級条件は息の入りにくい展開になりがちで、小回りにもかかわらずしばしば差し馬が台頭する。この小倉記念も過去10年で、前走4角3番手以内だった逃げ先行馬が[1-1-4-31]で連対率5.4%、複勝率16.2%なのに対し、前走4角10番手以下だった馬は[3-6-1-33]で連対率20.9%、複勝率23.3%と、前走で後方待機していた馬の方が成績が良い。


 サラスは過去に好走した京都外回りや阪神内回りで、後半の下り部分で押っ付けながら徐々に加速し直線でもしぶとく伸びるという立ち回りをしており、小倉コースが合わないことはないだろう。長期休養明けから案外だが、2走とも完調手前で、かつ展開も向かなかった面はある。差し馬にもチャンスがありそうなここでもう一度見直したい。

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