16日に行われる
小倉記念(3歳上・GIII)の舞台となる小倉芝2000m。このコースについて解説していく。
小倉競馬場の芝コースは1周1615m。これは
JRA10場で、福島に次いで2番目に小さい数字だ。ゴール前の直線は293mで、高低差は3m。また幅員が30mと広い点も特徴の一つと言える。
小倉芝2000mは4コーナー脇のポケットからのスタート。初角となる1コーナーまでの距離は470mほどと長く、前半のペースは速くなりやすい。直線の後半から上り、2コーナー過ぎで最頂部を迎える。そこからは下りが続き、残り400m地点からは平坦。
小倉記念は2回小倉の2日目の施行。2回小倉は前半4日間はAコース、後半4日間はBコースを使用する。したがって
小倉記念はAコース2日目ということになる。
小倉記念は例年は開催2週目に行われるが、今年は開幕週となる点に注意。
夏に行われる2回小倉は、2月に行われる1回小倉とは異なり、野芝のみで施行される。そのため、非常に時計が速くなりやすい。
JRAの馬場情報には「長梅雨の影響により芝の生育は不揃いな箇所も見られますが」という記載が見られるが、時計の速い決着を想定するのが妥当だろう。