netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
北九州記念の「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
高橋康之厩舎×
武豊騎手(
トゥラヴェスーラ)】
「
高橋康之厩舎×
武豊騎手」の「直近5年」成績は1-3-4-15で複勝率34.8%、複勝回収率127.8%。とりたてて複勝率が高いわけではないが、複勝回収率は100%を大幅に超えている。常に注目される存在で回収率が伸びづらい
武豊騎手だけに、この数字は価値が高い。実際、8回の馬券絡みは全て2番人気以下でのもので、半数の4回は5番人気以下だった。近いところでは、20年
愛知杯の
アルメリアブルームで5番人気2着という記録が残っている。
「直近1年」では0-1-0-1。2着は上記の
愛知杯で、着外だったのは19年
エリザベス女王杯。コンビ結成の機会は限られているが、いずれも重賞であり、勝負度合いは高そうだ。
武豊騎手は
トゥラヴェスーラに初めての騎乗となる。新馬勝ちを収め3歳春には
葵Sを2着した実績馬が、近2走はオープンで2着1着と復調。満を持しての「ゴールデンコンビ」結成という印象だ。近走は先行している同馬だが、
葵Sでは上がり33.2秒の脚を使い4角12番手から追い込んでいる。差し有利のレース傾向にも合っているだろう。